いわてアワードイベントレポート

イベントレポート
EVENT REPORT

テーマは「感動!」

先月開催した北上市の「きたかみふるさと納税事業者アワード2017」に続き、岩手県版のアワードを開催。 目的は「ふるさと納税返礼品事業者をもっと前面に出すこと。記憶してもらうこと。」 一人でも多くの首都圏寄附者に聴きに来てほしく、3日間で25万人が集まる「北上・みちのく芸能祭り2017」にぶつけて開催してみました。 テーマは「感動」。県内の7人・6地域の事業者プレゼンターがさくらホールで熱く語りました。

オープニング
OPENING


北上・みちのく芸能祭りの中日で同時刻に市内のあちこちで芸能イベントが開催されている中、ゲスト審査員、寄附者審査員や来場審査員、プレス関係者など、たくさんの方々に来場いただいた会場。 きたかみのアワード同様、今回も女性の来場比率が高かったことが嬉しいです。
西和賀町、志布志市の事業者ムービー、北上の寄附の使い道ムービーに続き、市を代表して寄附者の皆様に高橋市長からご挨拶。
主催のきたかみチョイスの登内芳也より開催趣旨と審査方法を説明。
そして㈱トラストバンクの田村悠揮氏による模擬プレゼン。田村氏はふるさとチョイスアワード2016の運営責任者だった人です。
スペシャルゲストは㈱トラストバンクの須永社長。審査委員長は北上前市長の伊藤彬氏。ゲスト審査員として㈱トラストバンクの田村氏と島根県浜田市でふるさと納税受託事業者の㈱ワールドワンの井上社長。

プレゼンテーション
PRESENTATION

プレゼンテーションスタート。きたかみのアワードの反省点から今回は1人7分間のプレゼンに加えて+4分間のQ&Aコーナー。そしてコメントを記入する時間を1分間設けました。また、プロにアドバイスをもらってBGMなどにも工夫を凝らしました。
インタビュアーはいくちょんこと有野いくさん。普段は声優やMC、タレントをしている東京の方で、ふるさと納税事業者の動画撮影で北上に来てくれたことがあります。
7人のプレゼンターにはきたかみチョイス以外に地域の応援団がついています。それは役所だったり観光協会や地域づくり会社など。シナリオづくりやプレゼン練習、スライドづくりなどの支援をしてくれていた方々です。
7分間という時間制限もそうですが、やはり「プレゼン資料を見ながらの発表はNG」の部分がかなりハードルを上げます。
今回「Q&Aコーナー」を設けた理由は、このアワードはプレゼン力の勝負ではなく、あくまでも事業者のこだわりや想い、夢を伝えること。よってプレゼンターが伝えきれなかった部分をこのコーナーで補足しようというものでした。 きたかみのプレゼンターもそうでしたが、とつとつであろうが誠実に一生懸命伝えようとする姿に人は感動するということがよくわかりました。

休憩時間
BREAK

さくらホールのホワイエでは休憩時間に大槌町の「牡蠣燻製オイル漬け」の試食が振る舞われました。
これはプレゼンター・ひょうたん島苫屋の新谷さんが丹精込めて開発した一押し商品です。


PRタイム
岩手県地域づくり協力隊

  • ■福田一馬
    (花巻市隊員)

    「地域おこし協力隊とは?」

  • ■福田一馬
    (花巻市隊員)

    「ぼうけん」について

  • ■山田恵理
    (花巻市隊員)

    「レッツゴー!空き家お掃除し隊

  • ■高橋裕子
    (北上市隊員)

    「いわて盛り 北上セット、花巻セット」 

  • ■渡辺寿恵
    (奥州市隊員)

    「いわて盛り 奥州セット」

全国に約4,000人の地域おこし協力隊員がいて、そのうち岩手県には80人います。
平成21年度のスタートした総務省の制度ですが、実はあまり知られていないため、岩手県の隊員たちから「地域おこし協力隊とは何か?」「具体的にどうのような活動をしているのか?」などをプレゼンしていただきました。

審査結果発表・贈賞
AWARD CEREMONY

ゲスト審査員、来場審査員、寄附者審査員による投票審査。

WINNER
大賞

北上市 P&Cリンク 菅原遥奈

テーマ「つなぐ~愛される八百屋~」

きたかみのアワードでは菅原さんが社長を通じて八百屋業に出会ったことで大きく成長できたというプレゼンでした。
いわてのアワードでは、農家(P:生産者)と消費者(C:コンシューマー)をつなぐことのこだわりと喜びを熱く語ってくれました。
P&Cリンクの野菜セットを受け取ったお客様が、箱を開けた瞬間に「うわー!」って喜んでほしいの一心で、昼夜頑張り続けています。
そんな若い主婦の想いと素直な言葉は会場を一気に引き込みました。
(きたかみふるさと納税アワード2017審査員特別賞受賞者)

■返礼品サイトはこちらです

WINNER
審査員特別賞

大槌町 ひょうたん島苫屋 新谷洋一

テーマ「小さな企業で『目の離せない』まちづくり」

都内で大手電機メーカーで研究者をしていた新谷さん。3.11がきっかけでとある大学の復興支援プロジェクトに参加し、大槌町に入ることに。鮭の燻製を作るプロジェクトでした。
そのプロジェクトは終了したのにも関らず、せっかくここまで来たからと、千葉の自宅に戻らずアパートを借りて食品加工と開発の会社を興すことに。
そこで生み出されたのが牡蠣の燻製です。ただ、地元ではせっかく新鮮な生ガキがあるのに燻製はなかなか馴染みません。
しかし、新谷さんは当初から地元ではなく、都内高級飲食店を狙っていました。今はまさにその営業の真っ最中。
そのチャレンジ精神が審査員の心を動かしたのでしょう。

■返礼品サイトはこちらです

プレゼンター

北上市 米農家 八重樫哲哉

テーマ「八重樫式八十八の想い」

北上の米はうまいんです!30年かけて全国に知らしめたい!
平成28年 国際 米・食味分析鑑定コンクール金賞受賞している実績が裏付けになります。
きたかみのアワードでは農業を生業にするために、米の価格と価値を上げると熱く語っていた八重樫さん。
いわてのアワードではその想いが更に強く発信されました。
(きたかみふるさと納税事業者アワード2017大賞受賞者)

■返礼品サイトはこちらです

久慈市 小袖屋 武井大光

テーマ「こだわりの商品開発」

県外に家族を残し、21年前から単身赴任。久慈工場と八戸工場の缶詰を全国に販売していた営業マン。
3.11で久慈工場が大きく被災してしまったあとも、再起のために尽力してきましたが、そこで開発されたのがまめぶ汁。
ただ、地域でもまめぶ汁のレトルト化にチャレンジしていたものの難しくて商品化せず。そんな中、武井さんは走り回ってレトルト化に成功させました。
運よくあまちゃんブームもあって一気に在庫がなくなるくらいの大ヒット!今度は他の工場をまわっては頼み込んでなんとか生産にこぎつけました。
もう一つの開発商品は「いちご煮」。中でも海女さんが本気どりで獲ったウニだけを使った「海女のいちご煮」は稀少です。Q&Aコーナーでは伝えきれなかった想いが爆発し、来場者の心に刺さりました。

■返礼品サイトはこちらです

西和賀町 地域おこし協力隊 藤原朝子

テーマ「人」

高校卒業後、都内の大学を出てそのまま東京で就職。
たまに西和賀町に戻ってはいましたが、西和賀で人口が減るとか消滅するなどはしょせん「他人ごと」。
ただ、西和賀に戻ってくると決めた瞬間から、それらが「自分ごと」に変わり、今まで見えなかった地域の課題、そして素晴らしさがどんどん見えるようになりました。
ふるさと納税担当になので、外の人たちに地域の素晴らしい人たちを紹介するのが自分の任務と気づき、今は人と人を繋げるために努力している姿は、地域の方たちが一番よくわかっているようです。
プレゼンの途中、言葉を詰まらせるくらい、地域への想いは強く、大きな感動を生みました。

■返礼品サイトはこちらです

花巻市 結びの宿 愛隣館 三嶋悠也

テーマ「赤ちゃん連れにやさしい宿を目指して」

県内でも有名な温泉旅館「愛隣館」。そうなるためには新たなサービス開発の日々。カップル向け。お年寄り向け。いろいろなサービスメニューを創り出しています。そんな中、赤ちゃん連れのご家族が旅行でご不便がたくさんあるという話を聞き、ミキハウスのウェルカムベビー認定に挑みます。100項目以上ある項目をひとつひとつクリアしていき、東北で初めて認定を受けられることになりました。
そして9年以上、今でも常に新たなサービス向上にトライし続けています。
会場には赤ちゃんやお孫さんをお持ちの来場者も多く「そこまでしっかり考えているとは知らなかった。ぜひ行ってみたい。」とのコメントが多数寄せられていました。

■返礼品サイトはこちらです

遠野市 安部商店 安部吉弥

テーマ「遠野ジンギスカン物語」

戦後、満州から遠野に帰還したお祖父さんが満州で食べたジンギスカンが忘れられず、羊毛のために飼っていた羊を捌き、食べさせようとするが臭みがあってなかなか受け入れられず。時には馬鹿にされながらタレを開発し、コツコツ食べてもらうことにチャレンジし続けた結果、いつの間にか遠野でジンギスカンが一般的に食べられるようになります。
代を継いだお父さんは、高原で行われるバーベキュー場などにジンギスカンセットを持ち込んでいきますが、当時は路面が悪く、持っていく七輪がよく割れてしまっていました。そこで改良を加えて生み出されたのがジンギスカンバケツです。
その後、今の3代目が通販に挑戦!最初は全く売れなかったのですが、親譲りのチャレンジ精神で取り組んでいった結果、世に普及させるまでになりました。
そんな親子70年の挑戦の物語は来場者にしっかり伝わりました。

■返礼品サイトはこちらです




主催より

日本で初めての試みだったFJA(ふるさと納税事業者アワード)。北上大会と岩手大会は約200名の審査員と一般観覧者の方々にお越しいただき、無事終了しました。
合計16人のプレゼンター、支援団体、お手伝いいただいたスタッフの皆さん。本当にご苦労様でした。そしてありがとうございました。
大賞と審査員特別賞を受賞した2名の方はトラストバンクさんの計らいで、9月2・3日に東京ビックサイトで開催される「第3回ふるさと納税大感謝祭」の特設ステージでプレゼンすることとなります。
首都圏の人たちに彼らの声を届けられるよう、運営側ももうひと踏ん張り頑張ります。
アワードの後片付けもひと段落し、ようやく約200枚の投票用紙に目を通すことが出来ました。
そこに書かれた各プレゼンターへのコメントを読みきるのに3時間以上!そのくらい、審査員の皆さんはきっちり感想を書いてくれていました。そしてその多くは叱咤激励で、中には運営側にさえも気を使ってくださるコメントも多々あり、これが岩手の県民性なのだと実感しました。
「また聴きに来たい!」「また開催してほしい!」のコメントを見て、運営者にとってこれ以上の言葉はありません。 特にこの一文には鳥肌が立ちました。
「ここには本当の意味でのふるさと納税があると感じました!」
来年以降も継続できるように、そしていつか全国大会が出来るように、今回の反省点を踏まえて改善していきたいと思います。
本当にありがとうございました。

2017/8/17
きたかみチョイス プロジェクトリーダー 登内芳也