北上ウオッチ

2017年7月25日

オーテックのおいしいたけ!

皆さま、こんにちは!
きたかみチョイスで企画・マーケティングを担当しておりますカノと申します。

北上は、連日真夏日が続き、溶けそうなくらい暑いです。今回は、今年から北上市のふるさと納税の
返礼品として登場した【金属プレス屋さん 〜粉末と生のシイタケセット〜】を取材して参りました。

◆金属プレス屋さん 〜粉末と生のシイタケセット〜 特典番号:A0035
https://www.furusato-tax.jp/japan/prefecture/item_detail/03206/286194

金属プレスとしいたけ、どう考えてもまったくことなるこの2つの業種、なぜ金属プレス屋さんで
しいたけ栽培を始めたのでしょう?早速株式会社オーテック代表取締役の小原社長を直撃です!

■オーテックの本業は金属プレス屋さん!


株式会社オーテックは、金属のプレス、金型設計・製作を行っている金属プレス屋さんです。家電製品、
電子部品等を製造しています。その傍ら近隣のハウスにて従業員の皆さんが菌床シイタケ栽培とその乾燥・
粉末化も行っています。

■シイタケ栽培は先代社長が従業員の皆さんの定年後を心配して始まった事業


<代表取締役 小原勝久社長>

先代の社長、小原社長はある時ご友人が経営されているシイタケ栽培を視察し、自社の従業員の皆さんの定年後
の仕事について「コレだ!」とひらめき始められました。現社長 小原勝久社長のもと、新しい菌類の研究も進め
られています。


北上のしいたけ栽培の要、小原会長。前会長の意志を引き継がれ社長とともに歩んでいます。

松露の研究に励む藤尾さん、鳥取大学と共同研究中

■東日本大震災、釜石の力になりたいと思った

2011年3月11日、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県沿岸地区、岩手県の内陸にある
北上市は沿岸ほどの被害はないものの、混乱した日々は数ヶ月続きました。

通信網が復旧すると、テレビで目にする光景、ラジオで耳にする状況、胸を痛めた小原社長。
沿岸地区をなんとか出来ないものかと考えた時、本業ではないしいたけ栽培が役立つのでは
と一念発起。

しいたけを愛する男|石川さん

2012年【アグリ釜石】立ち上げに大きく貢献されたのは石川さん。しいたけ一筋石川さんは約24年
お勤めになった農協を退職され、オーテックでのしいたけ栽培に携わることになりました。石川さんは
農協で最初、原木栽培を担当され、その後菌床栽培の技術を学ばれます。岩手のしいたけ
原木栽培から菌床栽培への転換に大きな影響を与えた方です。原木栽培から菌床栽培への転換は
発生率やA品率、また労働力という点から徐々に菌床栽培へ移行したとのお話でした。釜石でハウスの
立ち上げに携われていた初期のころ、震災の影響による住宅不足から家賃が高騰し、ハウスで寝泊まり
したことも!とのお話に、しいたけ栽培に対するその情熱に圧倒されました。

■アグリ釜石での菌床づくり


おがくずは粉砕の大きさが粗目と細目を7:3の割合で混ぜます。しいたけの菌が次第に分解するのです
が、長期間発生させるためにはこの割合いがベスト。


おがくずの中にこの袋を7袋、1菌床につき8%程度になるよう調整します。多すぎてもダメ。


菌床は1日に500菌床製造します。

アグリ釜石では現在年間で11万1000菌床を製造します。月換算で9,000菌床。そうなると人の手だ
けではとてもじゃないですが、菌床を製造することができません。おがくずやふすまを混ぜてビニール
に入れ100度10時間加熱、その後冷却し、しいたけの菌を植菌します。

■しいたけ選別作業中

次の工程に行く前に、選別作業中のビニールにお邪魔しました。
収穫は朝出勤後すぐの作業、私達が訪ねた時間には収穫は終了し、選別の作業をされていました。


選別は2度行います。収穫の際には1次選別。その後、写真のような2次選別が行われます。


オーテックさんは農協にも出荷されます。農協に出荷されるしいたけは釜石を出たあと、遠野に集められ
新宿でせりにかけられます。その後量販店を経て飲食店や各家庭で調理されるのです。新宿で販売される
しいたけ、追っかけてみたいですね。


こちらでは、農協に出荷するしいたけの軸とり作業の真っ最中、他にも、産直や提携先へ数多くの
しいたけを選別し、出荷します。

アグリ釜石では現在13名の方が働いていらっしゃいます。2011年の東日本大震災の際、津波で
ご自宅を失った方がほとんど。現在仮設住宅にお住まいだそうです。小学生のお子さんをお持ちの
お母さん、70代の男性など年齢層は幅広い。

パートの方がほとんどですが、正社員の方も2名いらっしゃいます。釜石の雇用を生みだすオーテック
のしいたけ栽培。震災後の釜石の力になっています。

■しいたけビニールハウスが11棟

完全空調施設のアグリ釜石、様々な工夫がされています。培養時は7段のキャスター付きで培養する
のですが、発生するさせる時は6段で栽培するとのこと。完全空調のため一番上の段は乾燥し、乾燥
すると発生しなくなります。

植菌してから約1ヶ月後、徐々にしいたけの菌がまわります。

植菌から4ヶ月で発生、まもなく発生するため、上部表面だけ面が出るように袋をカットします。

空気に触れる上部だけにしいたけが発生します。そのような栽培方法を<上面栽培>といい
ます。いよいよ赤ちゃんしいたけが顔を出してきました。

しいたけは、発生→休憩→発生→休憩→発生→休憩→発生→休憩→発生という作業を繰り返します。
休憩の後に、次回しいたけが発生しやすいように刺激を与えるのですが、その方法が面白い!

【しいたけに与えるショック方法】
①上面洗浄(高圧の水を吹き付ける)②温度ショック(24℃→15℃)③排水ショック(水を抜く)
④打撲ショック(木づち等で打つ)

この①〜④を組み合わせて行うそうです。1菌床からは約1kg収穫するのを目標にしており、なかなか
1kgを収穫するというのは技術がいるそうです。

オーテックのしいたけは北上で北研705という品種、釜石は北研607−03という品種です。

長期間収穫できる品種がいいかというと、そのような品種はコスト(温度管理など)がかかるため
収穫施設であったり、労働力など総合的に検討して品種を決定するそうです。

■発生後の菌床のゆくえ

発生しはじめてから約7ヶ月(菌床を作ってから約1年間)しいたけを収穫し続けることが出来るの
ですが、それが終わった菌床はただただ捨てると産業廃棄物になってしまいます。オーテックさんでは、
それを燃焼させることで蒸気を発生させ菌床を殺菌します。また、ビニールを外して菌床を積んでおくと、
夏場にカブトムシが卵を産み付け、翌夏にカブトムシが発生するとのことです。夏場はオーテックさんに
小学生が詰めかけそう。

■岩手県を挙げてしいたけカレーPR中

岩手県とハウス食品さんがタッグを組み【岩手県産野菜としいたけのカレー】レシピを公開中。
早速作ってみました。

ハウス食品さんは、食物アレルギー用のカレールーも製造・販売して下さっています。息子に食物
アレルギーがある我が家での必需品。ハウス食品さん、この場を借りて御礼申し上げます。

しいたけカレーを作ってみたい方、ぜひふるさと納税でお申込みくださいませ

◆金属プレス屋さん 〜粉末と生のシイタケセット〜 特典番号:A0035
https://www.furusato-tax.jp/japan/prefecture/item_detail/03206/286194

<岩手県産野菜としいたけのカレー>

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